トヨタ自動車の子会社「ダイハツ」で不正が判明、新車全車種が販売中止となったニュースがありましたね。
今回は、話題となっているダイハツの不正について、
①ダイハツで何があった?
②なぜ不正がバレたのか?判明した理由は?
③内部告発した人は誰?
④ダイハツ軽自動車に乗って大丈夫?
という内容をなるべくわかりやすくシンプルにお伝えしていきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
①ダイハツで何があった?
2023年12月20日、自動車メーカーダイハツによる衝撃的なニュースがありました。
ダイハツ工業は12月20日、認証申請における不正に関する調査結果について発表。調査の結果、4月のドアトリム不正・5月のポール側面衝突試験不正に加えて、新たに25の試験項目において、174個の不正行為があったことが判明したと明らかにした。
不正行為が確認された車種は、すでに生産を終了したものも含め、64車種・3エンジン(生産・開発中および生産終了車種の合計)となっており、この中にはダイハツブランドの車種に加え、トヨタ自動車、マツダ、スバルへOEM供給をしている車種も含まれているとのこと。
carwatchより
とした報告を受け、ダイハツ工業では・・・
ダイハツがほぼ全車種の新車販売を停止する方針を固めた
とされています。
そして、更に驚くことに、
確認できた部分で不正は34年前から続いており、現在手がける車種のほぼ全てで行われていた。
毎日新聞
ともされています。
かなり恐ろしい報道ですね。
あまりに不正範囲が広すぎて、今ダイハツ車を所有しているお客様からすると、どうしてよいのか不安を覚えてしまいます。
これは、各自動車販売会社にも影響し、安定的な人気のあったダイハツというブランドに大きな信頼が失われてしまう報道になりますね。
では、今回の不正について、なぜ(発覚)バレたのでしょうか。
②なぜ不正がバレたのか?判明した理由は?
今回のダイハツの不正問題について、なぜバレてしまったのでしょうか。
判明した理由につきましては、
内部告発だった
不正の発覚は、4月上旬の内部通報がきっかけとなった
日刊自動車新聞
ということがわかります。
そして、いったい内部通報者とは誰なのでしょうか。
③内部告発した人は誰?
内部告発した人については・・・
グループ会社社員による内部告発
と言われています。
これがダイハツ社員だった場合には、もみ消されていた可能性があるという理由からです。
内部通報を行っても、監査部が直接事実確認する事は無く、当該部署の部長・室長・GL に確認の連絡が行くのみで、隠ぺいされるか、通報者の犯人探しが始まるだけ
FLASH
今回、ダイハツ工業では、不正が起きた一因に、
組織構造上の問題
を挙げています。
過去に日野自動車やトヨタグループの不正で組織構造を見直す措置があった中で、ダイハツは組織構造を見直すことは無かったそうです。
エンジン認証の問題を起こした日野自動車もこの組織構造が不正発生の一因となったが、ダイハツは同じトヨタグループの不正をきっかけに組織構造を見直すプロセスを踏まなかった。
日刊自動車新聞
そう考えると、
ダイハツ職員の内部告発ではなく、グループ会社社員による内部告発である
と、ますます言えそうですね。
そして、
トヨタ社員による内部告発
と言われています。
僕の推測
— Talt (@2_741514) December 20, 2023
春の衝突試験の不正でトヨタ社員がダイハツへ出行
→出行したトヨタ社員が芋(不可解な点)を見つける
→調べていくと蔓の先に芋(不正)がいっぱい見つかった
ダイハツの不正、トヨタからきた幹部がトヨタ社員への指示と同じ感覚で計画立ててしまったからではと書いてあって泣いてしまった。
— ながやま (@naga_yamas) December 20, 2023
特に、トヨタ自動車職員については、組織構造見直しをしているにも関わらず、子会社であるダイハツが行っていないとなると、同じグループ会社として気がつく社員もいるのかもしれませんね。
続いて、今回に不正問題に対して、利用者の不安・心配についてです。
ダイハツ軽自動車に乗って大丈夫?
このように不安視する声があります。
今年車検通したワイの軽、ダイハツなんだけど乗り続けるの心配になってきたな。。お金があったら買い替えるんだけどなぁ
— 緑 (@midori_green82) December 20, 2023
このような心配の声がある中で、ダイハツの奥平総一郎社長はこのように語っています。
今まで通り安心して乗っていただければ
とはっきりと語っています。
理由としては、
発覚した174の不正について一つずつ安全性を再確認した結果、「乗り続けて問題がある事象はなかった」
朝日新聞
として説明しています。
また、
現時点で事故や問題が発生したという情報はない。
朝日新聞
と語っているため、今まで通りに乗り続けて(運転)問題はないことはわかります。
不正と言われ、どうしても事故につながるなど、不安が先によぎってしまいますが、いつも通りに冷静に運転していれば問題が無いという判断しても良いのかもしれませんね。
【何があった】ダイハツの不正をわかりやすく解説!内部告発した人はだれ?まとめ
今回は、ダイハツ致命的な不正問題について見ていきました。
正直、衝撃的なニュースでしたが、不正が判明して結果的には、これからの安全が守られると思うと、見つかってよかったのかもしれません。
今は、ダイハツ不正発覚で騒がれていますが、落ち着きを戻し、またダイハツが復活してくれることを願いたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。